今更聞けない!医師臨床研修マッチング

10/7/2022
  • 4年生
  • 5年生
  • 6年生

こんにちは、M3E Medical編集部です!

皆さんは、マッチング対策をどの程度行っていますか??周りがマッチングについて気にし始めていて、置いて行かれている気がする」「部活の先輩や実習で会う指導医は自大学の関連病院しか進めてこない」「マッチングについての説明会に出ていない(出ていたけれどチンプンカンプン…)等々…今更マッチングについて聞けない!そんな人は多いのではないでしょうか?

この記事では、中間発表倍率が日本一の川崎市立川崎病院 研修医 山内先生にご協力いただき『ここだけ押さえていればマッチングの概要は大丈夫!!』をまとめました!マッチング対策に悩む医学生の皆さんは是非、最後まで読んでみてください!

本記事のラインナップ

  • ・マッチングとは?
  • ・マッチングのスケジュール

マッチングとは?

そもそもマッチングとはどういうものかご存知でしょうか?マッチングをおこなっている医師臨床研修マッチング評議会のホームページにも記載してありますが、なんとなくイメージがつきにくいという人も多いかと思います。ここでは、実際にマッチングを終えた先生が「これだけ押さえておけばOK!」と感じたポイントをご紹介します。

■ 基本用語

  • ・マッチ:就職先の病院が決定すること。
  • ・アンマッチ:希望を出した全ての病院とマッチしなかったこと。
  • ・一次募集:いわゆるマッチングはここにあたる。マッチング協議会を通じて行う採用。
  • ・二次募集:協議会を通さない採用。一次募集への不参加者やアンマッチ者が応募。
          時期によって三次、四次・・・と続く。


■ 就活というよりお見合いパーティー

医学部以外の友人にマッチングについて説明するときには、なんと言いますか?「医学部の就活みたいなもの」と言う方が多いと思います。一般的な就活とマッチングの違いは色々ありますが、中でも大きいのが就活は内定が出ている企業から就職先を選べる一方、マッチングは自分が就職する一つの病院の合格のみしかわからないということです。

詳しいスケジュールについては後述しますが、マッチング登録は自分が選考を受けた病院の中から、研修をしても良いと思う研修プログラムを希望順位登をつけて提出します。病院側も同じように採りたい学生を順位づけて協議会へ提出します。協議会は双方の希望をもとにアルゴリズムを用いて組み合わせを行い、マッチング結果発表日にホームページ上で一斉に公開します。結果確認のページでは自分が研修を行う1病院のみの名前が載っています。(全ての病院で不採用であるアンマッチの場合は二次募集へ申し込むようにと出るようです)

引用元:研修医 マッチングの手引き | 医師臨床研修マッチング協議会

このアルゴリズムについては医師臨床研修マッチング協議会のホームページなどでも解説されていますが、正直なところ、受ける側としては仕組みを知っていてもどうしようもないことなので「粛々と自分の希望病院を受け、希望順位を素直に提出するのがBEST」というのが先生の見解です。

マッチ先が決定したら、辞退や変更などは基本的にできないので注意しましょう。気になる相手にアプローチし、希望順位を運営に提出、後は相手がこちらを選んでくれることを祈り、結果は1つしかわからない。さながらお見合いパーティーのようなシステムなのが、マッチングです。

マッチングのスケジュール

次に、具体的なマッチングのスケジュールを見ていきます。毎年細かい日付は変更されますが、参考までに以下が2022年度のマッチングスケジュールとなっています。

  • ・6月9日:参加登録開始
  • ・8月4日:参加登録締め切り
  • ・9月15日:希望順位登録開始
  • ・9月29日:希望順位登録中間発表前締め切り
  • ・9月30日:中間公表
  • ・10月13日:希望順位登録締め切り
  • ・10月27日:結果発表


■ 参加登録(6/9-8/4)

参加登録とは、自分はマッチングに参加する意思があるということを医師臨床研修マッチング協議会へ知らせる手続きのことです。これを行わないと実際に病院毎の採用試験を受けても希望順位登録ができず、一次募集は参加できません。自分の友人でも参加登録を忘れ、なくなく二次募集から始めた人もいました。手続きに必要な書類ややり方は自分の所属大学から配布・説明があります。既卒の方も自大学へ問い合わせてください。

■ 中間発表前希望順位登録、中間発表(9/15-29、30)

中間発表とは、その時点での病院ごとの受験倍率が発表されることです。この倍率をみて学生側は希望順位を変更することができます。希望順位の変更は希望順位登録締め切り(10/13)まで何度でも行うことができます。協議会が発表しているアンケート資料によるとマッチングの全期間を通して希望順位変更・追加をしたのは全体の15%であり、その中で中間発表後の変更は85%(中間発表後変更+中間発表前後両方で変更の合計)となっています。

引用元:医師臨床研修マッチングアンケート調査結果|医師臨床研修マッチング協議会


■ 結果発表

医師臨床研修マッチング協議会のホームページ上で確認できます。前述した「マッチングとは?」の内容をご参照ください。

■ 病院見学、個別採用試験

ここまではマッチングの公式スケジュールでしたが、ここからは病院見学や採用試験の日程についてざっくりとご紹介します。

まずは病院見学です。大体の学生は4年の終わりから6年の春までに病院見学に行き見学した中で、採用試験を受けます。見学の時期ですが、病院での振る舞いや基本的ルールがわかってから見学にいく学生が多く、早くて4年の終わり頃(pre-OSCE後)、遅くて6年の春に見学を開始する印象です。

ボリュームゾーンは5年の夏あたりでしょうか。病院によってはポリクリ開始から出ないと見学を受け入れていないところもあります。マッチングを終えた先生のご経験では、5年の夏に興味がある病院をなるべく多く見学し、6年生の見学は、実際に自分が働くときに研修医2年目でいる先輩の雰囲気の把握と希望順位決定のための細かい比較をされるようです。

また、病院ごとの個別採用試験については一次募集は6月末〜9月頭までで行うところが多いようです。日程や試験概要は病院ホームページに公開されていることが多いです。見学でみるべき詳しいポイントや、採用試験対策については機会があれば別の記事で紹介したいと思います!

さて、今回の記事はいかがだったでしょうか?
本記事が少しでも、皆さんのマッチングの参考になれば幸いです。

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興味を持ってくださった方はぜひ以下から見てみてください!

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