国試対策では病棟実習との両立が想像以上に大変

3/19/2019
  • 5年生
  • 6年生

毎年2月に行われる医師国家試験。とにかく試験範囲が膨大で、全範囲の過去問に目を通すだけでも大変です。多くの受験生は、5年生の4月までには国試対策の勉強を始め、病棟実習をこなしながら、およそ2年弱を費やし対策をしていくことになります。

今回、国試対策のオンライン教材「問トレ」制作チームは、気になる「国試対策で大変だったことは?」というテーマについて、国試をパスした医学部OBのIさん(男性、平成20年卒業)にインタビューを行いました。

 

—ずばりお聞きします!国試対策で一番大変だったことは何でしたか?

はい。病棟実習との両立が、想像以上に大変でした。僕の場合、平日は朝9時から夕方17時頃にかけて、ほぼ毎日のように実習がありました。たとえば内科系の実習では、午前中に入院病棟に行き、問診や診察をしてカルテを書いていました。休憩を挟んで午後からは、内視鏡など検査の見学をして、さらにその後、担当の先生に疑問点を聞くなどしていました。

 

—それでは、勉強する時間がほとんど無いですね。

そうですね…ただ、思い返せば、どこにも時間がないというわけでもありませんでした。早めにカルテを書き終わった後の時間であったり、先生を待っているちょっとした時間であったり、移動時間であったり。このスキマ時間を効率的に使えればよかったのかなあ…とも思います。

 

—そうなんですね。効率的に学習しようと思った時に、お困りになることはありましたか?

はい。問題集が重くてかさばることです。実習中は、とても持ち運べません。僕の大学では、6年生になると自習室の席がもらえたんですけど、病院の敷地が広いので、問題集が置いてある自習室まで遠くて、行くだけで時間がかかってしまって、大変でした。

 

—なるほど。それでは、非効率的になってしまいますね。

もうひとつは、メモや付箋の管理ですかね。僕は、国試対策でノートを作るのはあきらめてしまったので、問題集に付箋を貼ったり、メモを書き込んだりして勉強していました。はじめの頃は良かったのですが、だんだんとメモの量が増えていくので、せっかく調べたあの内容のメモはどこにあるんだっけ?とわからなくなってしまうことがありました……。効率的に勉強しようと思って、ノートを作らずメモを書き込むようにしていたのに、むしろ苦労してしまった面もありました。

 

—確かに。効率的に勉強をしようと思うと「問題集の持ち運び」「重要メモの管理」がポイントになりそうですね。さて、先ほどIさんには『問トレ』を少し試していただきましたが、こちらはいかがでしたか?

久しぶりに国試の問題をみました。懐かしい!全然解けないですね(笑)僕はスマホ系が得意じゃないんですけど、これなら使いやすいと思います。

 

—「問トレ」には、問題文や解説文にマーカーを引き、メモを付加できる機能がありますが、こちらはいかがでしたか?

いろいろ持ち運ばなくても国試の勉強ができるのが、いいなと思いました。紙の問題集や付箋を使うと、必要なものを持ち運ぶか、自習室まで戻らなければいけなかったので。これなら、実習中のちょっとしたスキマ時間にも、問題を解いて、気に入った解説をマーカーしておくことができるので、効率的に勉強できそうかなと思いました。あと、メモのところに画像を添付できるのにはびっくりしました。

 

—そうなんです。すでに紙で手書きの図やメモをお持ちの場合でも、写真を撮って関連設問に貼り付けることができるので、無駄にすることなく、Web上で整理することができます。

マーカー機能の使い方はコチラ

そして実は、『問トレ』のマーカー・メモ機能を使うと、マーカーを引いた部分や、メモとして付加した文章や画像だけを、一覧として集約することもできます。メモを科目で絞り込んだり、キーワードで検索したりすることもできるので、書き溜めた情報は一発で探し当てられます。

あ、そうなんですか。自分でマーカーを引いたりメモを残したりした内容だけが一覧ででてくるのなら、重要だと思ったところが自動的にオリジナルノートになるような感覚で便利ですね。僕が、あれどこだっけ??ってメモを探してた時間も解決しそうです。

 

—Webサービスなのでもちろん、重い問題集の持ち運び、という点は解決できるかと考えていますが、いかがでしょうか。

そうですね。病棟実習と国試対策を両立させないといけないので、時間と場所を選ばずに演習できるのはありがたいです。落ち着いて勉強できる時間が取れたときは、パソコンの大きい画面でじっくり演習していくこともできますしね。

 

—ありがとうございます。仰る通りで、ログインすれば端末を選ばず使用できるのも、Web教材の良いところですね。



Iさんに限らず、医学部の方のお話を伺っていると、まさに時間と場所を選ばず、スキマ時間を効率的に使えるようにしたいというお話を多く聞きます。『問トレ』は、激務をこなす医学生の方のご意見を集約して開発していますので、機能的にも内容的にも、国試対策のお役に必ず立てると自負しています。

 

「問トレ」には効率的な学習をするための機能が充実しています。

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